仕事と旅と時々ゴルフ

日々、感じたことをつづる日記です

私の常識はあなたの非常識?転職を通じて見えてきた、価値観の違い(2)

先日書いたこちらの記事の続きです。転職を通じて感じた「常識」の危うさについて、記憶が掘り起こされているうちに、他のエピソードもご紹介しようと思います。

 

なお、繰り返しになりますが、いずれが良い・悪いというものではなく、経験を通じて感じた個人的な意見の一つです!

 

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イルミネーションがきらきらと。綺麗で素敵な街、丸の内

 

 <今までの経歴>
・行政機関(広報)
・大手建機メーカー(広報)
・(家族の海転勤に伴い、米国在住)
・大手電機メーカー(広報)
・大手サービス(広報) *ちなみに、ここで離婚
ベンチャー(広報かと思いきや、IPO準備)
ベンチャー(広報)

 

ーーー

<稟議>
・稟議は専用の表紙をつけて(判子リレー)
・電子稟議システム

 

これは役所で顕著なのですが(といっても、同じ中央省庁といっても組織によってシステムが違うので、他はわかりません)、私がいた当時は、稟議専用の表紙がありました。この枠組みに、表題や稟議先、内容説明などの文章が適切な余白をもって印刷されるよう、既にワードデータ(古くは一太郎)が設計されており、それに必要項目を記入して、差込印刷で出力します。(稟議の種類で赤枠の表紙と青枠のそれがあった気がしますが、何の違いだったか思い出せず・・気になる)

これ、慣れるまでは上下反対とか裏面などに印刷したりして、結構手間がかかります&用紙を無駄にします。万が一、稟議をあげている途中で差し戻され、表紙の内容を修正する場合、結構大変。回覧先も多いと数十箇所必要なので、すべての判子リレーのやり直しは非現実的です。些細な修正なら、カッターで印刷文字を削り、手書きで修正を加えました。あ、もちろん、最終権限を持った人のところには、正式な文書が届くので、改ざんではありません、悪しからず。

大企業では、最近では電子決裁システムを取り入れているところも増えてますかね。私の経験では、稟議書をワードデータなどで作成して必要資料を添付しつつ、稟議を電子的に回すケースや、そもそもの稟議全体をシステムで行う(Salesforceなど)ケースもあります。

電子決済の良いところは、起案の手間が楽なのと、トレースがしやすいことがあります。紙の稟議だと、書類の山に埋もれたり、行方不明になること数知れず。急いでいるときは持ち回りますが、通常は上司に回したあとは適宜、流れていきます。現在地の把握ができないので、下っ端の私はいつも、稟議を探して走り回っていました。

 

<業務を進める上での方針>
・前例踏襲
・前例を踏襲しつつ、改善
・前例にはあまり興味がない

 

役所の仕事は前例踏襲!(元気よく言い切ります!笑)従来のやり方を変えることはリスクにしかならないからです。役所はだいたい2-3年で異動するので、在任期間中に滞りなく物事が進むことが最優先。リスクを取って何かに挑戦するモチベーションもなければ、そういう土壌も育ちません。

大企業は確実に、前回のやり方を見直して改善します。個人的にはこのやり方が、積み上がる感じがあって好きでした。

ベンチャーは毎回、ゼロスタート。同じことに取り組むとしても、前回の担当者が社内に残っていないケースもままあります。引き継ぎがないことも多いので、自分で前回のやり方を探るか新たに構築するしかありません。私は次、この同じ案件を他の人がゼロベースで引き継ぐのはナンセンスだと思うので、今回のやり方の手順、次回の申し送りを記録に残しておきます。万が一、自分が退職したとき、後任者が少なくとも自分と同じレベルから仕事をスタートできれば、会社にとってもプラスになると思うからなのですが、このことを評価されることは残念ながらありません。自分なりの美学というか、ただの自己満足ですね(笑)。

 

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インデックスも綺麗に貼って、誰が見てもわかりすくしたいタイプです(笑)

 

<他部署との連携・調整方法>
・役所においては、まずは各部門の同じ役職者同士が戦う
・部門長同士がまず話をつける
・担当者が部外の責任者に直接話をする

 

例えば役所。自部門で何か、今までにない新しいやり方なり施策を取り組むときのこと。係員(平社員のこと)である私は、他部門(例えば管理部門)の係員としか業務の話をすることができません。そのため、まずは同じ序列の人間同士が議論を戦わせ、話がつかなかった場合は、係長同士で話してもらいます。そこでも話がつかなければ、課長補佐、課長などへと議論の玉が流れていくのです。この体験は個人的には非常に衝撃的でして、あるとき課長に聞きました。

 

私「なんで下から上げないと行けないんですか?課長同士が話をつけていただいた方が、断然話がスムーズじゃないですか?」

課長「だって、それがルールだから。」

 

あ、なるほど、それがルールなんですね!(♡)というわけで、事あるごとに係員同士は不毛な戦いを繰り返し、その連鎖は意思決定者まで続くのでした。(これも省庁の中の部門で変わる可能性があります)

 

大企業の場合は、部門長同士が話をつけた上で下に話を下ろしてくれたり、自分が企画の責任者だった場合は、他部署の部長に直接相談にいく、というやり方をしていました。メーカーの場合、縦割りというか部門、工場ごとに文化が異なるので、相手の懐にいかに飛び込めるかが業務遂行の肝と言っても過言ではありません。初めはだいたい相手にされない(電話しても忙しいといって切られてしまう・・涙)のですが、先方部署(だいたい地方)に出張・訪問して、企画の意図を説明し、酒を飲み、己を開示して受け入れてもらいうことが大事。一度その関係が構築されればそれが揺らぐことはほとんどなく、どんなに忙しい現場でも話が早く進むようになります。別件でその土地に出張したことがあとからわかると、「なんで連絡してこないんだ、水臭いじゃないか!」と怒られました。はい、すみません。

 

ベンチャーの場合は(といってもこれは業界を代表する特質にはなりませんが)、スピードが重要なので担当者が直接、上長や関係者と話をつけます。ここが至ってシンプルなのでよいと思います。他方、大企業のように関係構築が積み上がらない印象を個人的には持っています。一つの仕事がうまく運び、信頼関係が築けたと思っても、別の仕事ではゼロリセット。それはそれ、これはこれ、といった具合です。いいことも悪いことも後を引きずらず、中途入社者で成り立つ組織構成上、ある意味自然なことかもしれません。

 

<報酬に対する考え方>
・苦痛に対する対価(役所)
・社歴に応じた報酬(大企業)
・やりたいことをやった対価(ベンチャー

 

役所は何かと、なんだかなあと思う仕事が山積みです。公務員の仕事を揶揄して9時5時、なんて言葉もありますが、中央省庁の5時は午前5時。長時間労働が常態化しています(最近はわかりませんし、省庁によってこれも大きく異なります)。もちろん、仕事に対する誇りがあるからこそ頑張れるのですが、報酬は苦痛に対する対価という考え方があるのも事実です。

大企業の場合は、ある程度年齢や社歴で報酬のレンジが決まります。年功序列ですね。いろいろな報酬体系を経験しましたが、組織としてはこれが一番、管理のコストが楽なんだろうと思いました。

ベンチャーの場合は職務に応じた報酬で、年齢はあまり関係ありません。どちらかというと、会社にジョインしたタイミングも重要。自社への功労者を評価する傾向が強いかもしれません。製造業にあるようなベースアップもあまり期待できないので、入口(入社時の条件交渉)が大事と言えます。ここに納得感がある場合もそうでない場合もあり、意見がわかれます。

 

ーーー

他にも、役所や大企業にいたときは、タイムカードを切る瞬間でオン・オフをすっきり切り替えましたが(業務後に仕事のメールを見ることは100%ない)、ベンチャー企業で働くようになってからは、業務後はもちろん、夏休みも仕事のPC・ケータイを持ち歩き、常にチェック。何かあればすぐ反応できるという安心感がありつつも、どこにいても仕事がそばにあります。

人脈についても、以前は仕事とプライベートで完全に分けていましたが、今ではそこの垣根はありません。なんとなく、働き方が変化する今の時代にあっては、仕事との向き合いかたも人付き合いも、シームレスになっていくのだろうと思っています。どれが正しい、正しくないはなく、自分がどこに適合していきたいか、なんでしょうね。

 

以上、いくつかの価値観の違いを振り返ってみました。
異論・反論、共感などありましたら、ぜひ、コメントでお寄せいただけたら嬉しいです。それぞれの環境で学んだ価値観・やり方をうまく取り入れながら、心地よい働き方を模索していきたいと思います。

 

長文にお付き合いくださり、ありがとうございます!

安全地帯と定点観測

安心して心のうちを明かせる、安全地帯。そこにはただ、信頼していいんだって思える仲間がいて、心地よく話せる時間が流れています。

 

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今日のランチは閉店間際、テイクアウトのオムライス。遅いランチだね、仕事忙しいの?と店主。そうなんですよ〜って苦笑い。こういう何気ない日常が、私の都会のオアシスです。

 

今回、集まったのは4人。

これからの生き方や仕事のステップアップ、自己成長のために、日々悩み、立ち止まり、そしてまた歩き出す。この繰り返しだなってことを、みんなで噛み締めました。

 

私もまた、ある一人の発言に触発されて、似た悩みを打ち明けました。40歳が見えてきて、これからはもう、自分に嘘をつく生き方はできなくなる気がするといったことです。

 

そう思ったとき、自分が本当にやりたいことってなんだろう、一生をかけられる何かってあったかな?という疑問が湧いてきます。

 

今までは都会、仕事、キャリアアップ、バリバリ、みたいなイメージを追い求めていたけれど、今は自然、家族、偽りのない心、共感、こんなイメージが湧き上がってきます。でも、具体的にどうすればいいかがわからないまま、日々悶々と過ごしている、と話しました。

 

すると、別の一人が、私も同じようなことを考えているときがあったよと教えてくれます。そういうときにオススメの、簡単なワークを教えてくれました。

それは、自分がやりたい思うものをコトバにするワーク=WANT LISTづくり。日常という視点、2〜3年後という視点、もっと中長期の視点、この3つで取り組みます。

これを繰り返し書いたり、消したり、直したりしながら、だんだんと自分の思考が見えてくるんだそう。

 

そういえば、少し前にもキャリアコーチングを受けたとき、似たようなことを言われたことを思い出しました。

あなたの会話から見えてくる好きのキーワードは、短期、共感、役に立つ、仲間、良くする、など。これら好きな言葉を、なんども大切に味わうことが大事、と言われていました。

 

悩めることはきっと、それだけ余裕がある証拠。そのことに感謝しながらも、自分との対話を味わってみようと思います。

 

 

私の常識はあなたの非常識?転職を通じて見えてきた、価値観の違い(1)

昨日のエントリーで大企業とベンチャー(役所含む)の環境の違いを書いていたら、いろいろなエピソードを思い出しました。今日はそれらエピソードのうち、常識を疑うとはこのことだな、と思ったものをいくつかご紹介したいと思います。

なお、これらはいずれが良い・悪いというものではなく、無論、組織が大きくなれば官僚的にならざるを得ない部分もあるわけで、個人的な一つの意見としてご覧いただけたら嬉しいです。

書き始めたらエピソードが多すぎて一度に収まらなかったので、次の回(ネタに困った回)で書いてみようと思います。

 

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オフィス近くの虎ノ門ヒルズ、時々ランチに行きます

 

<今までの経歴>
・行政機関(広報)
・大手建機メーカー(広報)
・(家族の海外転勤に伴い、米国在住)
・大手電機メーカー(広報)
・大手サービス(広報) *ちなみに、ここで離婚
ベンチャー(広報かと思いきや、IPO準備)
ベンチャー(広報)

 

以下、振り返るとしみじみ感じる、価値観や考え方の違いについてご紹介します。

 

<会議の進め方>
・設定(目的決め)
・スケジューリング
・事前準備
・会議当日
・会議後

 

組織によって違うなあと思う個人的なポイントとして、どこまでが「身内」で、どこからを「外」と見るか、という点があります。ベンチャー企業では一定の礼儀は必要としつつも、社長以下を一つの身内として捉えますが、組織が大きくなれば、部門=身内、部外=外と見る向きが強くなる気がしています。これはつまり、身内以外の人に対して、どこまでの礼節が求められるかに関わってくるのですが、さらに言うと、これがそのまま、文化の単位になっていくような印象を持っています。

 

例えば、今いるベンチャー企業では、とりあえず毎週定例のmtgをセットしておいて、アジェンダはぼんやりとだけ決める、なんなら「今日何話すんだっけ?」というノリです。みんな、割と簡単に他の予定をブッキングするので、ふたを開けてみたらメンバーが誰もいなくてmtgがスキップ、なんてことが頻発。入社当時はだいぶ困惑しました。そんなわけなので、事前の準備もよほどのことがなければすることはなく、アイデアはその場でホワイトボードに書いて具現化すると行った具合です。「会議の後ろに道ができる」感じですね。

他方、大企業では、まずそもそも、なぜその会議を開く必要があるのか、そこで何を議論し、ゴールとするのか、その場合、メンバーはなぜその人たちなのか、合議先(議論の参加者ではないが、情報共有だけはしておく必要がある先)は、開催頻度は・・などと行った具合に、会議を開く目的がまず、議論されます。「会議をするために道を敷設工事する」感じです。

ある大手企業では、定例mtgアジェンダを必ず事前にメンバーに共有し、出欠を取り、配布資料も必ず数日前までに共有します。資料は、参加者全員が目を通したことを前提として会議が進みます。当日も、席次(順番にミスは許されない)、ネームプレート、マイク、レコーダー、タイマー(発言者が多数の場合)、飲み物、TV会議中継先の準備(システム子会社へ事前予約・要テスト)など入念な準備を行い、司会者(役職者)が議事進行します。

会議後の議事録共有も当日ないしは翌日に共有し、FBを得ます。ここで議論したことが、その会議としての決定事実になるので、認識の齟齬がないかを各部門が議論し、最終議事録を印刷、ファイリング(インデックスを貼付)して終わるという流れです。

なお、スケジューリングに関してはまとまった特徴は捉えきれていないのですが、サービス業にいたときは、自分のカレンダーが基本公開されていて、勝手にmtgが入る仕組み。気づくと自分の作業をする時間がない、なんてことにならないよう、「ブロック」という予定を入れておかねばなりません。他方、メーカーでは人の予定に勝手に予定を入れることはまずなく(特に部門外)、事前に書面で告知したりしていました。ベンチャーは前述の、勝手にmtgが入ってくる方式です。依頼する側からすると、相手の時間帯がわかる方が圧倒的に便利。効率なのか礼節なのか、身内と外、といったところでしょうか。

 

<ランチタイムの過ごし方>
・ランチをするメンツ(誰のグループに所属しているか)
・ランチを取れる時間帯

 

人によってはどうでもいいことかもしれませんが、ランチタイムを快適に過ごせるかは私にとっては大切なテーマです(笑)。大きな組織ほど、派閥問題があったりするので、ランチする相手の見極めを誤ると、ちょっと面倒なことに巻き込まれたりします。女性陣はうわさ話が大好きなので(男性もですかね)、どこの派閥に属するか、またそれを表明するかは大事です。ベンチャーはその点、すごく楽。誰と過ごそうが勝手です。

 

ランチを取れる時間帯について、メーカーは特に、一律で労働管理する工場の文化を本社管理部門も踏襲していることが多いため、ランチタイムは12:00-12:45というところが多いです。(お盆休みを一斉にとるのも、工場のラインを止めるという、生産現場に与える影響を最小限に止めるための思想です)そのため、12時のチャイムが鳴ると、皆一斉に食堂に駆け込みます。食堂が7階にあった場合、8階と6階の人はかなり有利!食堂からはみ出た長蛇の列が、階段にまで及ぶ、これがランチタイムの風物詩です。

丸の内OLをしていた頃はメーカー勤務で、ランチライムは前述の時間帯、食堂はなし。丸の内といえば国内外の観光客も多く、この時間帯は混雑するため、45分でランチを終えるのは至難の技です。そのため、会社が手配してくれるお弁当(予約制)を利用していました。役所も基本、時間は決まっています。

他方、サービス業やベンチャーでは、業務の進捗に応じて適宜とってOKというルール。混んでいるランチの時間帯を避けることが可能です。サービス業に転職したとき、実は、これには相当驚きました。人気店にはちょっと早めに並んで入る、などという夢のランチタイムが過ごせるのですから。

 

<採用面接と宿題>
・面接日程にリクエストなどできない
・入社後の宿題(自社のSWOT分析

 

売り手市場か買い手市場か、という話につながるかもしれませんが、ある大手企業の採用面接では、面接の候補日を指定されたことがありました。指定された日が決算説明会の前日とかなり厳しい日取り。なるべく転職先の都合に合わせるのが筋とは思いつつも、人事に問い合わせたところ、「この日を逃すとだいぶ先になります&その際、そのポストが残っている保証はありません」という回答でした。結論、日程の調整もできて(決算発表前日ともなると、だいたい準備が整っている)、採用面接にも行けて、合格・入社したわけですが、企業のスタンスというのがこういうところに出るなあと思いました。無論、大手企業の役員の方々は多忙を極めるので、致し方ないかもしれません。

他方、ベンチャーの場合は社長との面談も含め、人事・面接官が柔軟に対応してくれ、大変ありがたかったです。

 

入社後のお題としてSWOT分析をあげているのは、大企業の傾向というよりは、個人的に印象に残っている体験です。入社一週間後くらいの日程で、自社をSWOT分析した結果をプレゼンするというもの。部長以下チームの前で、とてもとても、分析とは言い難いお粗末なプレゼンをしました・・。苦手なものは早めに開示しておくとお互いやりやすいので、ある意味では良かったのですが、人生のトップ10くらいには入るピンチの局面だったでしょうか。独特の視点があって面白かったなど、温かい(むしろ慰めの)FBをいただき、一人撃沈。「こんな私を雇ってくれてありがとう、頑張ります!」と思いました。

 

<コミュニケーション方法>
・メールベース
・電話と対面
・チャットツール

 

これに関しては、ベンチャーである今が一番やりやすく、理にかなっていると感じます。日頃のカジュアルなコミュニケーションはチャットツール(当社はslack)を使って、チャンネルごとにやりとりするというもの。体験してみて初めてわかったのですが、同じ文字のコミュニケーションでも、メールとチャットだと、取りかかる上での心理的コストが全然違います。

「あれどうなってる?」「これ送っとくね」みたいなことも、メールだと最低限、「標記の件、先般はXXXを進めるということで合意したと記憶していますが、その後の進捗はいかがでしょうか?お手すきのときにご回答いただけますと幸いです。」「標記の件、先般ご所望されていた当該資料を、添付にてお送りいたします。ご査収ください。万が一、ファイルが開けないなどのことがあれば、お知らせください。」くらいのトーンの違いがあるのではと思います(大げさですかね?)。

とはいえ、人間は易きに流れるもの。私もつい、ツールの便利さにかまけてコミュニケーションをおろそかにしてしまいます。相手の顔色を見て緊急度や深刻度を測ったり、「さっき、slackで資料送っておきましたからね!」くらいの声かけはしなくては、と時々反省しています。

 

ーーーー

他に思いつくこととして、稟議の回し方、他部署との調整の仕方、業務を進める上での方針、報酬に対する考え方、飲み会のお作法など(きっとまだ、何かあるはず・・)を次回以降、書いてみようかなと思います。

 

国が変われば言語が変わるように、組織が変わればルールが変わる。ルールが変われば、そこで働く人たちのマインドも変わり、そのマインドこそが、風土や文化を創るのかもしれません。

 

本日は(も)長々とお付き合いくださり、ありがとうございました!

大企業とベンチャー、働くならどっち?(おまけ:役所はどう?)

今日はコーポレートブランドに関する勉強会で、100年以上の歴史をもつ企業からお話を伺いました。組織が大きくなればなるほど、社内にはいろいろな意見があって、その利害関係を調整して物事を進めるのは容易ではありません。たとえばブランド一つ取ってみても、組織的に合議的にならざるを得ないことで、特徴が打ち出しづらくなったり、長年続けてきたことを簡単には変えられなかったり、逆に新しいことを簡単には始められなかったり、いろいろです。

私は大企業や大組織が長かったこともあり、大企業の担当者の悩みにいたく共感する反面、ベンチャー企業から見えるもどかしさみたいなものを感じたりもします。今日はそんな流れから、働く組織による違いを個人的見解から振り返ってみます。大企業、ベンチャー、おまけとして役所の体験にも触れてみます。

 

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丸の内で働いていたこともありました。

 

大企業のメリット
・圧倒的な社会的信頼と知名度がある
・優秀な人材層が分厚い
・世の中に大きなインパクトを与える仕事に携われる

 

大企業のデメリット
・意思決定に時間を要する
・社内調整が大変
・仕事のための仕事が多い

 

所感

メリットですが、広報・IRという、社外の人と接する仕事ということもあり、ベンチャーに転職した今、大企業の看板(ネームバリュー)で仕事ができることはアドバンテージだったと思います。電話をするとき、名刺交換をするとき、相手にされないということはまずありませんからね。また、知名度のある会社は優秀な人を集めやすく、組織の成熟度というか、仕事のレベルが高かったとも思います。加えて、市場に大きなインパクトを与えるような仕事、世の中に大きな変化を与えられる仕事に携われるという醍醐味もあります。たとえ、その一部にしか貢献できていないとしても、です。就職先について、家族や友人に安心してもらえ、身分を明かすようなシーンでも、信頼を得られるという点は社会からの信頼を積み重ねてきた大企業ならではと言えます。

 

他方のデメリットはやはり、仕事を進めるスピード感です。例えば稟議。上長、部門長の判子リレーを経て、部外や役員へと稟議が回ります。私がつまづいたことといえば、判子を押す台紙に書き添えたメモに、「ご確認をお願いします」と書いたときのこと。稟議を見た次長が飛んできて、「忙しい部長に大量の資料を確認させるとは何事だ!」とお叱りを受けたことがあります。正しくは「ご査印ください」だそう。逆に、何も見ないで判子ちょうだいの方がよっぽど失礼では・・と思うのですが、無論、反論の余地はありません。また、「俺は聞いてない」というのが一番面倒なので、関連する部署・関係者への根回しをきちんとしたり、社内メールの宛先は役職順に正しく入れるなど、細かいところにも注意が必要です。

仕事のための仕事で思い出すのが、メールの書き方が社内規則で定められている企業で働いていたときのこと。他部署宛ては文頭に「XX部○○殿」と書かなければならないところを、つい出来心で「XX部 ○○さん」と書いてしまったことがあります。すると大変、CCに入っていた次長が飛んできて、「さんになっているぞ、どういうことだ!?」と部内の隅でこっぴどく叱られたことがありました。他にも、社内会議のための資料準備がえらい大変だったり、誰も読まないだろう議事録、報告書を作り続けるなど、ベンチャーで働く今は想像もつかないような仕事をしていました。

 

福利厚生や条件面での手厚さも大企業に分があります。過去に勤めた大企業の同い年の友人と比べると、年収で200万以上の差があります。もちろん、業務負荷や責任が単純には比較できないので、どっちがいいという判断はできませんが、ベンチャーにその給与を支払う余力はなかろうとも思います。


もう一つ、圧倒的な社会的信頼があるからこそ、それを維持するために相当なコストがかかっているのも大企業の特徴です。それでいて、失うときのあっけなさ、毀損した信頼・ブランドを取り戻すことの大変さも大企業ならではでしょう。この辺りの経験は、またの機会に書いてみます。

 

ーーーー
ベンチャーのメリット
・社長や役員へのアクセスが断然早くて楽
・社内コミュニケーションの手間が少ない
・仕事の枠組みを決められる

 

ベンチャーのデメリット
・社会的信頼がない
・予算がない
・仕事が積み上がらない

 

所感

圧倒的なメリットとして、トップへのアクセスのしやすさがまず思いつきます。社長への取材依頼、役員への相談なども「今お時間ありますか?」と声をかければ済みます。スピード感の差は歴然です。また、前述のように、社内メールでの調整に苦労することもなく、基本的にはslackというチャットツールでさくっと会話できます。ワンフロアで見渡せる距離なので、対面コミュニケーションも楽です。(エンジニアは集中して仕事をしている人が多いので、まずはチャット連絡、その後声かけなどの配慮はします)

今の会社では広報経験者として体制整備を行ったこともあり、仕事の枠組みを自分で決められることにはやりがいを感じます。何をするにも社内規則やルールで縛られていた大組織と違い、会社の置かれている状況を確認し、方針と運用ルールを決めたら、あとはそれをひたすら回すだけ。想定が違ったら修正してまた回す。仕事がシンプルですね。

 

デメリットについて。社外と接する仕事ということもあり、会社の知名度が大きな意味を持つことを痛感しました。例えば、新しくメディア開拓をする際、代表電話からかけてガチャ切りされたことも。その後、問い合わせフォームからフォローのメールを送るも、返信はありません。過去の自分は企業の名前で仕事ができていたことを思い知った瞬間でした。

最近はスタートアップでも広報機能の重要性をトップ自らが強く認識し、力を入れているケースも増えてきましたが、ベンチャーは広報に割りあてる予算が少ないのが一般的です。私も、入社早々、デジタルカメラの購入に際し、なぜiPhoneのカメラではダメなのか、なぜその機種を買うのか、広報活動をレベルアップする上でデジカメがどう貢献するのかを、社長に熱くプレゼンするよう求められました。考えようによっては、お金ではなく知恵を絞るクセがついたので、良いことかもしれません。

ベンチャーは組織が未整備で、細かく議事録をとったり言質を取って仕事を進めることがないので、柔軟であることが一つのメリットです。ただ、大企業で積み上げ型の働き方をしてきた身としては、戸惑うことがあるのも事実。言ったことを覚えていなかったり、方針がぶれるケースがままあり、無駄に記憶力がよいことが裏目に出ます。時々、何を信じてどこに向かえばいいか、わからなくなることもありますが、細かいことを気にしなくて良い、という点においてはメリットかもしれません。

 

このほか、仕事を回すスピードが速いせいか、人の回転も速い印象です。感覚的には大企業の3倍速くらいでしょうか(え、そんなに速くない?)。とはいえ、スピードと勢いで回しているので、仕事に関しては雑になっていることも否めません。

 

ーーーー

以下、番外編として、役所の経験も振り返ってみます。私が新卒、行政職で働いていたのは、内閣府という組織です。すべての行政機関を代表するわけではありませんので、あくまでも一つの個人的見解です。

 

役所(中央省庁)のメリット
・国内外の政府要人や皇室関係者などの公務に携われる
・国の枠組みづくりを担うという誇りとやりがいがある
ステークホルダーは全国民、スケールが大きい

 

役所(中央省庁)のデメリット
・官僚的組織での意思決定がムダに遅い
・自浄作用が働きにくい
・公僕という大義名分?のもとに長時間労働が強いられる

 

所感

公務員として働いていたときの一番のメリットは、誇りだったように思います。この国を良くしたいと言う気持ちが、こんな私にも少なからずありました。反面、役に立てているだろうかという迷いや焦りとも、常に背中合わせでした。当時から広報(政府広報)の仕事に従事していたこともあり、総理大臣の出演するラジオ番組や天皇陛下、皇太子殿下がご臨席する国際会議運営などに従事することができました。これはやはり、民間企業ではなかなか経験することのできない貴重な経験だったと思います。

他方、理想が高すぎたのか勢い余り過ぎていたのか、「あるべき論では仕事は回らない」と諭されることが多々ありした。個人的に一番残念だったのは、「役人の報酬は苦痛の対価である」という考え方です(みんながみんな、そう思っているわけではありません)。無根拠に仕事は面白いものであるはず!と思っていた(思いたかった)私は、3年で役所を辞めることとなりました。ちなみに、公務員には「クビ」という概念が基本的にはないので、毎月の雇用保険も支払いませんし、身分としては一番安定しているのはご存じの通りです。

今でも時々、同期とは飲みに行ったりします。辞める人が少ないので、私が役人に向かなかったのだと思います。もし公務員を目指されている方がいらっしゃったら、どうぞ夢を諦めないでください。

 

最後になりますが、世の中には意思決定の早い大企業もありますし、社会での知名度が高く、ダイナミックな仕事ができるベンチャーもあります。行政でも、先進的な政令市などでは、予算を節約したら翌年の予算が上乗せされるなど特異な事例もあります。繰り返しになりますが、それらを否定するものではないことをご理解ください。

 

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今から数年前、ちょうどベンチャー企業に転職したばかりの頃、「徹底比較する大企業 vs ベンチャー企業でのキャリア」というセミナーに参加したことがあります。大企業にもベンチャーにも、メリット&デメリットがあるので、自分がどちらの組織で働くことが幸せかを見極めたいですね。

 

将来、フリーで働いたり、万が一にも起業することがあれば、働き方のオプションにプラスして、記事を書いてみようと思います。

 

最後まで謝れなかった、おばあちゃんへのひと言

今週のお題「私のおじいちゃん、おばあちゃん」

 

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私は岐阜県の山奥の田舎で育ちました。
三姉妹の末っ子で、子どものころはおばあちゃん子でした。
おばあちゃんと一緒のベッドに寝ていて、学校から帰ってくると、畑仕事から帰ってきたおばあちゃんが、いつもおやつを出してくれました。母親はパートに出ていたので、日中は家にいないことも多くありました。

 

ー いつ頃だろう。
ー いわゆる嫁姑問題があることを知ったのは。


長女は母方、次女は父方寄り。私は祖母も母親も大好きだったのですが、いつしか母親の方を持つようになり、祖母と距離ができ始めました。

 

18歳の頃、東京の大学に進学。
我が家は家計が苦しかったので、学費は大学の融資制度を使い、日本育英会(現日本学生支援機構)の奨学金とアルバイトでギリギリの生活でした。仕送りはほとんどもらわなかったけれど、大学の入学金と学費の一部を祖母が出してくれました。

そんなある日。
実家で家族で話をしていたときのこと。祖母から何気なく言われた、「卒業したら岐阜に帰ってきなさい」という言葉に、「岐阜には帰らない」と答えたことがあります。すると、「東京にやるためにお金を出したんじゃない!」と祖母のきついひと言。私もつい「岐阜なんかには帰らないから!」と反論してしまいました。そのときの、怒りと悲しみに満ちた祖母の表情を今でも覚えています。

 

以来、なんとなく祖母との関係がぎくしゃくしたまま、時が過ぎ、私は30台を迎えます。90を過ぎた祖母は、もう言葉も発せないほど衰弱し、地元の総合病院で寝たきりの状態に。ちょうど同じ頃、私は初めての入院・手術を経験することになり、事前に祖母のお見舞いに行くことに。普段は寝たきりで反応しない祖母が、目を見開いて私のことをしっかりと見つめ、何か言おうと口を大きく動かしました。私は思わず、変わり果てた祖母の姿に涙がこぼれ、うんうんとうなずくことしかできませんでした。

 

こんなことなら、もっと早いうちに実家に帰り、祖母と話をすればよかった。大学生の頃、わがままを言って、祖母に反抗してしまったことを後悔しました。

 

その年の12月。私は都内の病院へ入院。
手術は無事に終わり、しばらく病室のベッドで寝たきりに。当時付き合っていた彼が「雹が降ってるよ」と写真を送ってくれた時のこと。急に窓を強く打ち付ける雹の音がして、ふと窓の外を見つめました。ベッドから起きがれるかどうかという体力だったものの、あまりの大きな音に、窓越しに見える向かい側の病棟に目をやったことを覚えています。すると、京都に住む姉からLINEのメッセージ。


「おばあちゃん、たった今、亡くなったよ。お母さんから連絡があった。」

 

自分の入院で、最期に立ち会うことはかないませんでしたが、祖母がそのことを伝えにきてくれたんだと思いました。

 

私は結局、祖母に反抗して言ってしまったひと言を、最後まで謝ることができませんでした。退院後に実家に帰り、仏前でなんども泣きながら手を合わせたことを、時々思い出します。

 

当時付き合っていた恋人とも、望まない形で別れることになってしまい、仕事でも逃げ場がなく、八方塞がりだったあの頃。おばあちゃんの仏前に向き合うことでしか、自分を保つことができないほどに弱り果てていました。

 


トイレの神様/植村花菜

 

この歌を聞くと、自分のおばあちゃんのことを思い出し、涙があふれます。
家族の存在は、時に近すぎてわずらわしく感じることもありますが、口ごたえできるうちは幸せ。両親や姉妹が元気なうちに、たくさん会いに行こうと思います。

 

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母、祖母、私の貴重な写真。おばあちゃん、ありがとう。 

 

ゴルフ場数トップ3!岐阜県のゴルフ場はスゴかった!『岐阜北カントリークラブ』編

台風の接近により、絶望視されていた本日のゴルフ。天気予報も終日雨だし、ゴルフ場からはどうしますか?って電話がくるし、何ならJR東海の新幹線予約システムからも、新幹線の予約どうする?今回は台風の影響もあるからキャンセル料要らないよ?と好意的なメールも届いたほど。俺は晴れ男だから大丈夫よ、という同級生の言葉が妙に説得力があり、決行することに。それが大正解で、プレー組数なんと5組!ほぼ貸切状態で贅沢なラウンドが楽しめました。にわか雨には見舞われたものの、風含めまったく問題のないレベル。さすがは晴れ男!

 

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前日の天気予報は終日雨でした。

 

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今日ラウンドしたのは、岐阜市内にある岐阜北カントリークラブ。市内と言っても奥という字名がつくだけあって、山を切り開いたまさに山奥のゴルフ場でした。

www.gifukita-cc.com

 

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こんな山道を行くこと10分ほど。

 

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見えてきたのは、雲を見下ろすような場所にあるゴルフ場。山に抱かれている感が半端ない。雲を見下ろす感じは、かつて会社の同僚と言った、群馬県沼田市スカイリゾートに匹敵します。

 

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歴史あるゴルフ場ならではのレトロ感。

 

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早く着いたのでクラブハウスをうろうろしていると、岐阜県のクラブ対抗戦の表彰状。よく見ると第45回とある。岐阜県のゴルフ産業に歴史を感じます。

 

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そして横には、ゴルフ場の会員から寄贈された、レトロ感たっぷりの木製クラブ。昨今のゴルフクラブはアルミやカーボンなどの材質が主流ですが、昔はそんな素材はないわけですもんね。道具の進化が凄まじいスポーツです。

 

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なお、岐阜の田舎をナメてたら(失礼)、貴重品ロッカーには生体認証(指紋)が導入されていました。これは初めてかも。

 

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課題のパターを改善しようとラウンド前の練習。雨の翌日だけど、そんなに重くは感じなかった。

 

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早速ラウンドスタートと思ったら、何やら見慣れぬところに連れていかれます。なんと、今からゴンドラに乗るんだとか。にわかに何を言われているのかわからない私。

 

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降りるよう促されます。何なに??

 

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まさにゴンドラに乗るとはこのこと!これはもはや、ゴルフというより一種のアトラクション!テンション上がりますっ!!

 

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後ろにはカート乗り場。壁には「スロープレー、気づいてないの、あなただけ」というシュールな標語が・・(笑)はい、気をつけます。

 

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こんな道を下りて行きます。(どう考えてもテンションが上がる)

 

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しばらく道なりに行くと、水を堰き止めたダムのような池。

 

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ようやく到着したのは、東コース。このゴルフ場には3つのコースがありますが、先ほどのゴンドラに乗れるのは東コースのみだそう。ラッキーすぎるっ!!

 

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そして、次に驚いたのは人がいる茶屋。関東郊外で私が行くようなコースは、茶屋の箱こそあっても、中に店の人はいません。カウンターなどは残っていたりしますが、自販機だけというところがほとんど。ゴルフ場の市場規模は1992年の約2億円をピークにこの20年で半減以下となりますが、人のいない茶屋はまさに、ゴルフ場経営の人件費削減の流れなんでしょう。そんな中、おしぼりや飲み物などを提供してくれる茶屋というのがたいそう新鮮でした。こういう経費を削れば、もっとプレーフィーも安くなりそうと思うのですが、ゴルフ人口の過半は60歳以上の高齢者。彼らが黙っちゃいないんでしょうかね。

 

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ゴルフ場経営に関するこちらの論文が大変勉強になります。
https://www.waseda.jp/tokorozawa/kg/doc/50_ronbun/2015/5015A315.pdf

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同級生の話では、逆に店の人がいない茶屋の方が珍しいらしいそう。調べてみると、人口当たりのゴルフ場数は、栃木、山梨に続き、岐阜は3番目利用者数も全国トップ10には入っていて、岐阜県のゴルフ産業は盛んなのだと思いました。

 

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さて、前半は52で終了。行きに乗ったゴンドラで、クラブハウスへ戻ります。

 

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ゴンドラからの景色は本当にテンションが上がる。本日のハイライト!!

 

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30分ほどでランチを済ませ、後半・西コースへ。これがまた、高低差の激しいコース。

 

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写真を撮り損ねましたが、大半が打ち下ろしコース、景色が素晴らしい。

 

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人工?の岩盤がせり出すコースってのも初めて。同級生はこの岩壁に当ててコースを攻めていました、さすが。

 

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今日は82でプレーしていた同級生。確実にグリーンに乗せる抜群の距離感コントロールは、なかなかお目にかからない腕前でした。年に一度はプロのコンペでキャディを務め、岐阜県内のゴルフ場会員権を2つ持っている、というのも納得。

 

さて、後半のスコアは62でトータル114。100切りの目標からはさらに遠ざかってしまいましたが、大満足のラウンドでした!ちなみにプレーフィーはランチを含めて13000円ほど。金額的には関東と大差はありませんが、満足度に大きな差です!!

 

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懸念のパターは改善するもスコアは悪化。すべての条件が揃わなければスコアメイクしないというのも、ゴルフの醍醐味ですね。

 

帰省に合わせ、ゴルフに付き合ってくれた同級生に大感謝!!一人は一年ぶりとのことなのに、わざわざ付き合ってくれました。高校時代はあまり話すこともなかったけれど、こうして交流できるのもゴルフの楽しさだなと思います。また、facebookでの交流がなければ、今日のラウンドが実現しなかったことを思うと、時代にも感謝です。

 

なお、本日のゴルフ場にすこぶる感動する私を横目に、ここは岐阜の中ではそれほどでもないよ…と2人。そ、そうなの!?とにわかに信じられない私。岐阜のゴルフ場ってどんなに凄いんでしょうか?きっとまた、岐阜のゴルフ場で再会することを約束し、家路につきました。

 

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【おまけ】帰宅したら犬小屋の上で寝ている愛犬。「この角度がちょうどいいのよね」と言っているようです(笑)。

 

ジャパンタイムズの名物編集長に学ぶ、効果的な英語学習法

英語の勉強を始めてかれこれ何年たつでしょうか。アメリカに少し住んでいたこともあり、苦手意識はだいぶ薄れたものの、これ以上の改善がなかなか見込めない今日この頃。職場では英語の電話が回ってくるので、月に何回かは使いますが、それも知れています。

 

一時は悪あがきというか、やる気を出し、レアジョブでオンライン英会話を続けましたが、なかなか実生活で使うシーンがないため、モチベーションが長続きせず、半年で休止しました。

 

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レアジョブの学習履歴、当時は結構頑張っていました。

 

英語の学習遍歴はというと、大学一年生のときのTOEICが550点。2度受けてまったく同じ点数でした。20台中盤、転職を機に履歴書に書くためにTOEICの点数をあげたくて、専門予備校へ。ここで3ヶ月学び、775点までアップしました。スコアは伸びたけど、体感的にはまだ、話せるという感覚は乏しかった記憶があります。とはいえ、何がなんでもスコアを取りたい人には、この手の学校はオススメです。

 

ちなみに通ったのはこちら、エッセンス。

www.essence.co.jp

 

その後、30歳前後でアメリカに2年ほど住み、帰国したときの点数が880点。残念ながらこのときがピークで、未だ自己ベストを更新できないでいます。900点の壁を越えると、また少し見える世界が変わると聞くので、いつかのTODOリストには入っています。なお、今でも電話対応や外国人の道案内くらいなら、文法はさておき通じるレベル。英語でのプレゼンも、シナリオがあればいける感じです。アメリカ旅行も一人で行けますが、現地の人と食事に行ったりすると、ネイティブは何を言っているかほとんどわからない、そんなレベルです。

 

そんなわけで今日、ジャパンタイムズ・編集長の名物セミナー、ライティング講義を受講してきました。

peatix.com

定期的な開催されていると思うので、イベントをフォローされると次の案内が届くと思います。

 

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ジャパンタイムズはJR田町駅から徒歩10分ほどのところにあります。セミナーはニフコホールという、歴史を感じさせる、天井の高い講堂で行われました。

 

教材はセミナー専用のものと、英語学習者にはおなじみの週刊STという週刊紙を使いました。講義とエクササイズが交互にあるので、飽きることはありません。レベルは基礎なので難しい構文などは出てきませんが、意外に正解できない、ネイティブの自然な英語を学ぶというもの。4時間半のセミナーはあっという間でした。

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今回、新たな学びとなった項目を備忘録として記しておきたいと思います。

 

Many/muchの使い方

She has many friends in her neighborhood.

こちら、ネイティブにとっては違和感あるそうですが、私は全くわかりませんでした。どうすると良いかというと、こちら。

 

She has so many friends in her neighborhood.

 

【解説】manyは主語や文頭にくるような場合、Many people know...なんかは問題ないのですが、述部にくる場合、つまり目的語などで使われる場合は、a lot of/ lots of に置き換えるか、so many とするのが良いそうです。

 

Exhaustedの使い方

I was very exhausted when we finally reached the bus stop.
疲れてヘトヘトのときの表現。これも間違いがあるのですが、どこか間違っているかわかりますか?正しくはこちらです。

 

I was absolutely exhausted when we finally reached the bus stop. 

 

【解説】exhausted は最上級に疲れている状態なので、veryで修飾するのは不適切。というのも、veryはこの言葉を加えることに状態(段階)が変わる単語のみを修飾するということで、例えば以下なら問題はないそうです。

 

I was very tired when we finally reached the bus stop. 

 

Recently, lately and these days/ nowadaysの使い分け

最近、という意味を表す単語として、以下がありますね。

・recently
・lately
・these days/ nowadays

実はこれらの単語、意味合いが少し違うということをご存知でしょうか?

 

【解説】

・recently (少し前の、少し前からの)最近 + 過去形、現在完了形
・lately (少し前から)最近 + 現在完了形
・these days/ nowadays (過去と比較して)最近では + 現在形

 

例文としては、こんな使い方ですね。

I have been reading an interesting book lately/ recently. (最近〜現在もしている)
These days it is hard to find a good teacher. (最近では、と過去と比較)

 

私はこれらを正しく理解できていなかった・・。

 

このほかにも、英語力アップのための効果的な勉強方法や「コロケーション」と呼ばれる語彙の組み合わせ(相性があるというお話)、冠詞の注意点などを幅広く学びました。そして、ネイティブによる添削課題(任意)も2つ出され、後日FBをいただけるということで、バッチリ提出してきました!

 

社会人になってからの勉強や学びは、モチベーションが大事ですよね(特に私はこのタイプ)。学んだことをブログで紹介するというサイクルを作ったらいいかも・・と妄想しながら、明日のゴルフに備えたいと思います。