はじめての屋久島(1)
この夏、人生ではじめて、屋久島を訪れました。
南の島が好きで、沖縄や奄美大島には何度か足を運んだことがあるものの、何となく機会がなかった屋久島。
私の周りでも「いつか行きたい場所(=まだ行けてない場所)」という人が多かったので、今回の旅の足取りを振り返ってみます。
<旅の概要>
・現在の在住地:東京
・旅した人:友人と2人
・旅行日数:4泊5日
・旅のテーマ:のんびりする
<1日目>
私の住んでいる東京から屋久島までは、飛行機のみのルート、飛行機と鹿児島からの高速船をつなぐルートなどがいくつかあります。今回は時間優先。いち早く島に到着しようと思い、羽田→屋久島(鹿児島経由)で飛行機を利用しました。JALの「おともdeマイル」割引を使い、私は陸で貯めたマイレージでチケットを手配、友人は割引でチケットを購入。全行程往復で5万円ほどでした。朝10時頃に羽田を出て、屋久島空港でレンタカーし、ホテルにチェックインしたのが4時前くらいだったでしょうか。
旅の前半はJRホテル屋久島へ。島の断崖に立ち、大海原を望めるその立地に一瞬にして惹かれました。泊まってよかったと思える、素晴らしいホテルでした。
この日はホテルの周りを散策し、早めの夕食をいただいてのんびり過ごしました。
<2日目>
屋久島きたよーという投稿をfacebookですると、早速屋久島フリークのみなさんからありがたいアドバイス。早速、まずはオススメの海に出てみることにしました。屋久島は花崗岩が隆起してできた岩盤の島なので、砂浜が少ないんですよね。そんななかでも、ウミガメが産卵する有名な浜辺、永田いなか浜へ行きました。
波が荒いのか、海岸沿いの砂が高く盛り上がっているのが見えますか?
海辺にくると必ずしたくなるのが、カニ遊び。
追いかけると逃げるんだけど、最後は観念する彼らの表情が何とも愛くるしいんですよね。カニと追いかけっこしていると、浜辺で一日過ごしていても飽きないです。
もう帰ろうと友人。いやいや、もうちょっと浜辺を散策しようと歩みを進めると、地元の人らしきおじさんが、「ウミガメの赤ちゃんがいるよ」と教えてくれました。え!?そんな簡単に会えるの??と急いで向かうと、なんとそこには、本当にウミガメの赤ちゃんが!
いちもくさんに海を目指して、よいしょ、よいしょと前に進む赤ちゃん。海に向かうってことがわかるんだ、しかも、あっちが海ってわかるんだ・・と思ったら、本当に心が震えました。命って奇跡。
さすがは産卵の地。あちこちに産卵の痕跡が残されています。こうした地元の人たちの配慮にも心が温まります。
ギャラリーみんなで船出を見送りました。
なお、聞くところによると、ウミガメが大人に成長する期間は30−35年。その確率は1/5000とも言われるそうです。ぜひ、大きくなって、屋久島の海に次の子孫を残しにきてほしいですね。
はてさて、みんなでウミガメを見送ったあとは、大川の滝へ。駐車場から程なくして見える距離にあり、アクセスが楽チンです。
滝壺の近くまでいけるのですが、岩肌が結構アクロバティックで、のんびり旅の私たちは少し遠目に眺めることに。
カニもいましたよ、サワガニですかね。
日も暮れてきたので、ホテルに戻ろうとドライブしていると、なにやら目の前に動くものが。見えますか?右奥の方。
見えますか?
そう、鹿です!この時に限らず、結構な頻度で出くわして、そのたびにビックリしましたが、調べてみると、鹿と猿が多く生息する島のようです。ほっこりする。
そんなわけで、2日目の屋久島滞在は終わりました。
せっかくきたならということで、いよいよ明日は屋久杉に会いに行きます。