お魚太郎さんに教わる、美味しいサバのさばき方!
この1-2年、料理という料理はほんとんどしてこなかった私。
夕飯はコンビニ飯かカップラーメン。朝はお気に入りのパン屋でランチは外食。なんて佗しい食生活なんでしょ・・そんななか、友人が知り合いのお魚バイヤーさんを招いたお魚教室を開催すると聞きつけ、何を思ったか、参加させていただきました。
*血が苦手な方はご注意ください、途中で魚の頭を切り落とした写真があります。
その名も、「美味しいサバをバッサバサ、サバく会」
「サバをバッサバサとサバく」→これ、しばらく友人らの間で連呼しました(笑)。
場所は月島の区民センター内にある、社会教育会館。まさに、小中学校の家庭科教室のような室内。4人チームに分かれて席につきます。
今日の講師について、告知文から拝借します。
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<講師> 赤堀太郎さん
2002年に学卒後、新卒で魚を取り扱う商社に就職、海外(アラスカ、ノルウェー、チリなど)で買付、加工業務に携わり、2010年オイシックス転職後は、国内で北海道から九州まで美味しくお魚を求めて船に乗るなどの目利きをして参りました。 2015年からは大阪の海老江にオープンした棒寿司 漬け魚の専門店『魚庵』の番頭として、美味しいお魚をたくさんの方に食べていただきたいと奮闘中。
実演フォローとして、田中慧さんもご登壇。水産会社にて日々魚をさばいていらっしゃいます!
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さてさて、早速、サバの基礎知識を学びます。
私たちの食卓に並ぶサバには、複数の種類があるってご存知でしたか?マサバ、ゴマサバ、そして、大西洋マサバです。日本で採れるのは、マサバとゴマサバ、大西洋マサバはノルウェーで採れるため、別名ノルウェーサバとも呼ぶそう。
マサバは脂がのっており、ゴマサバは脂がマサバに比べてさっぱりしています。業界的には酸っぱい?というんだとか。ノルウェーサバも脂ののりがよいようで、日本でも人気です。
調べてみると、マサバの旬は秋から冬。秋茄子と同じく、嫁に食わすなと言われるほど美味しいようですね。それに対し、ゴマサバは一年を通じて味が落ちないため、マサバの旬がくる前の夏などが旬とされているみたいです。
座学の後は、お待ちかねの実演。まずは田中さんがさばき方を見せてくれます。
まずは綺麗に洗ったまな板と包丁を準備。サバがスタンバイします。
エラの右側からまっすぐに包丁を入れ、頭を切り落とします。その後、腹を肛門まで開いてはらわたを取り出します。血合いを抜いて、お腹を綺麗に洗ったら準備完了。その後、開いた腹を自分から見て上側におき、中骨の上側に包丁を入れておろします。同じことを中骨の反対側でも行ったら、中骨にそって骨のある部分を切り落とす。そうすると、三枚下ろしのできあがりです。
わかりやすいイラストがありました。
このおろし方を「大名下ろし」というのだそう。廃棄する中骨に身がたくさん残ることから、ぜいたくなおろし方として、大名の名がついたそうです。
その後、骨を抜きます。これがほんと、骨が折れる作業なんですよね。いつも食卓に並ぶお魚には、こういった下処理が行われているのかと思うと、お母さんに感謝です。
骨をとるための専用の道具があります。調べてみると、その名も「骨抜き」、まんまでした。
みんな、実演に釘付けです!
さ、実演では簡単そうにさばくのを見た私たちですが、今日は一人5-6尾をさばくこととなりました。まずはこちら!
じゃじゃーん、大量のさば、さば、さば!
とりあえず、頭を落とします。結構、血が出ますので、キッチンペーパーを引いて作業するのが良いです、まな板を洗う作業が楽になります。
ささ、そんなわけでひたすらサバき続ける私たち。慣れない手つきで初めはドギマギしましたが、4尾目をサバく頃には、多少手慣れた手つきに。
こんな感じでサバけるようになりました。ちょっと切り口が雑ですね。
4人でおろしたサバたち。
中骨がついた状態ですが、切り口がちょっといい感じ(自己満足です)。
とひたすらサバきまして、今日のお魚教室は終わりました。さばいたサバの一部を塩を降って、一夜干し用のシートに包んでお持ち帰りしました。明日の夜くらいになれば、いい感じにできあがるそうなので、明日の夕飯はサバに決まりです!
と、保冷剤代わりに、とお魚太郎先生がご用意くださったのが、なんとご自身のお店で販売されている「北海道産の塩いくら」、お値段 3,000円!!教室中が歓喜の声に包まれました、ありがとう!先生!!
なお、こちらのいくらは、9/19(火)~10/1(日)まで、エキュート品川で特別販売されているそうです。棒寿しを中心に、西京漬け、佃煮、燻製も販売しているそう。
◇エキュート品川(03-3444-8910))
JR品川駅 改札内 場所/B(マーケットスクエア)
時間/月~土/10:00~22:00 日・祝/10:00~20:30
*魚庵WEBサイトからも購入できます♪
面白そうって直感で参加したお魚教室。お魚たちは、いろいろな人が手をかけてくれて、私たちの食卓に並んでいるということを、改めて教わりました。感謝して海の幸をいただこうと思うとともに、これを機に、またお料理を始めてみようかな♪って思いました。主催してくれた友人に感謝!!