仕事と旅と時々ゴルフ

日々、感じたことをつづる日記です

はじめての屋久島(2)

屋久島滞在3日目。

 

縄文杉に会いに行こう!ということで、前日に登山用品をレンタル。意外と簡単にできました。リュックだけは持参していたので、登山靴、レインウェア、靴下、ストックを借りましたが、2人で4500円。思っていたより安かった。

 

別名「雨の島」とも呼ばれる屋久島は、水温の高い黒潮の影響で雨が多い島。そのことが豊かな自然を育むのですが、登山となればレインウェアは必須です。思い立ったら登山できる、これも屋久島の魅力かもしれません。

我々はこちらでレンタルをしました。

yakushima-rental.com

 

縄文杉へのトレッキングは自分たちだけでも行くことはできましたが、ガイドさんにお願いしてよかったと個人的には思います。自然や植物、歴史の話などを聞くことで学びが深まったのと、なかなかのハードな山歩き、ペース配分がとっても大事だからです。

 

今回お願いしたのはこちらのお店。
日帰りで一人13000円、合計26000円でした。

yamazuki.jp

 

当日は朝の4時15分にホテルに迎えにきてもらいました。この時間、ホテルもさすがに朝食は提供していないので、既に宿泊プランに含まれている場合は、事前予約すればお弁当を手配してくれます。お昼のお弁当も一緒に頼みました。ツアーに含まれている場合は問題ないのですが、屋久島はコンビニがないので、食事には注意が必要です。

 

登山口までマイカー規制が行われているため、片道30分ほどバスに乗ります。ここが結構登山客で渋滞していて、列に並ぶのに混雑します。チケットを買い、自分たちのポジションを確保したら、ここで朝食のお弁当をいただきました。

 

道のりの2/3は、トロッコ道を歩きます。枕木が高いところは木の上を、低くなってきたら自分の歩幅で歩きました。ここが結構やっかいで、ふくらはぎが数日は筋肉痛になりました。

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薄暗いうちからスタート。いよいよです。 

 

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一時間ほど歩いたでしょうか。小・中学校跡地に到着。縄文杉が材木として盛んに切り出されていた時代は、山中に集落があり、学校もあったのだそうです。当時の人々の生活が写真から伺えます。

 

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途中から、平坦な木が敷かれたトロッコ道に。ずいぶんと歩きやすくなりました。

 

 

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次第に苔むす木々が現れて、気持ちが高ぶります。 

  

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仁王杉と名付けられた、大きな屋久杉が見えてきます。

 

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ウィルソン株に到着。

中から空を見上げるとハート型が表れます。この写真、どうしても撮りたかったんですよね。そして、この写真は角度が重要で、ある一定の場所からしか撮れません。切り株の中に入って、右手奥の方ですよ。

 

ハーバード大学の植物学者・ウィルソン博士が日本を旅行中に、この切り株を発見したことから名付けられたこちらの木。豊臣秀吉の命によって、大阪城だか京都の仏閣築城のため、初めて切り出されたのがこちらの木だったそうです。

 

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いつもここは大渋滞。私たちが入った時にはたまたま誰もおらず、一瞬の静寂を味わったのでした。 

 

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ルートを進んでいくと、次に見えてきたのが大王杉。こちらも立派です。縄文杉が発見されるまでは、大王杉がトレッキングのゴールだったのだそうです。さすが大王。

 

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こちらはよく見ると、マグロの横顔に見えませんか?

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この途中は道のりが厳しく写真がありませんが、トロッコ道ではない、いわゆる山道を歩きます。上り下りも激しく、足元がすべりやすいので、注意が必要です。 

 

そしてついに。

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縄文杉に会うことができました。まずは右手方向からの眺め。

 

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そして左側からも。陽の光が差すことも珍しいとのことで、いろいろなラッキーに恵まれたのでした。とっても疲れましたが、頑張ってきたかいがあった。

 

高さ25.3m、周囲16.4m。縄文杉は樹齢2000とも4000年とも言われています。発見した当時は「大岩杉」と呼んだそうですが、のちに南日本新聞の一面に「生き続ける縄文の春」と紹介されたことがきっかけとなり、縄文杉、と呼ばれるようになったそう。 

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こちらが当時の新聞記事。昭和42年のことです。

 

近くでお弁当をいただき、エネルギー補給。さ、暗くならないうちに、帰りましょう。

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登山バスの時刻もあるので、体力を温存しつつ復路へ。ガイドさんが川を見せたいと、ルートからちょこっと外れて、川辺に案内してくれました。ここで感じる風があまりに気持ちよくて、少しうたた寝。エネルギー回復します。

 

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東京の多摩川から放流されたというヤマメが今でも生き残っているそうで、この川でも一匹見つけることができました。

 

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ようやくトロッコ道に帰ってきた。と向こうから列車がくるではないですか!?びっくりしていると、ガイドさんが今でもけが人救助などの目的で、電池式?の電車が稼働しているのだそうです。滅多にお目にかかれないとのことで、とてもラッキーです。

 

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と、電車の通過を待っていると、食中苔が岩肌にたくさん。「モウセンゴケ」だったかな?こちらも珍しい苔だそうで、ダブルでラッキー。

 

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こうして最後の橋を渡り、登山口へ到着したのは17時前。往復22km、所要時間11時間の旅が終わりました。

 

縄文杉は樹齢行ってよかった。
本当にそう思える素敵な場所でした。

 

明日はヤクスギランドです。